革教室 長財布
スーツの上着のポケットに収まるような紳士用の薄い財布を教室で作られました。
紳士用の財布は薄いので小銭入れを設けずカードと札入れのみのもあります。
今回は小銭入れの厚みを出さない構造で作っています。
他だ平べったいだけだと使い難いので、コインもお札も取り出しやすいように小さめのマチを付けました。
今回の財布は浮かせ貼りという表の革と裏の革を全部貼り合わせず端っこだけを接着した作り方をしています。
浮かせ貼りの特徴は表革と裏革の長さが違い、真ん中に空間があるので曲がり部分にシワができにくくなっています。
そして閉じやすくなっています。
貼り方にもよりますがガバッとは開かないようになっています。
他にベタ貼り・曲げ貼りとありますが各々メリット・デメリットはあるのでどれが良いとかはありません。
作り手の考え方や構造で反映されるのだと思います。